あえて、脇田大佐のことを子供達に教えてはいない容子で、そこに一抹の寂しさを禁じ得ない脇田大佐だが、教えない方が利することにある意味驚愕する。なぜなら、今までユメと現実をドリーム&リアルと捉えてきた容子に息子が畳み掛ける。離日につく前、大阪や名古屋や東京で仕事をこなす為に、長崎空港に送る車中でのことだった。お母さんになんかアドバイスをして?っていう言葉に果敢に反応してこう言うのだ。優しい静かな口調で答える。D〔ユメ〕とF〔現実〕の間で揺れ動くのがお母さんだとしたらお父さんは確たる場所でものを言っている。家庭経済だよ!!って。揺れ動いてばかりのお母さんより、俺はお父さんの経済学を支持する!!って。ショックだった。やっぱり息子が親父支持にいたこと。しかしこれを脇田大佐は喜び歓待するのだ。ほなあ大佐、喜一郎定食お願いします。DとF そのアイナカにいて 強い奴〔Eは経済、ここに強い奴でないと天下を獲れない、アイナカにはあ・・田舎が架かる〕