イエローダイヤ・マン《標榜編》〔208〕忘れないうちにしたためておくべきで、俺はおとついある映像を観て心が洗われる、不思議な情感に圧倒されたのだ。それはカメラマンが意を決してある瞬間をキャッチする為に、チーターと共に暮らしとうとう映像をゲットするのだが、こういう手法に何か得体の知れないチャンスがどの分野にも内在しているのでは?との見地に立つ。チーターの足の速さだ。そのスピードについていくのは並大抵のことではなく、カメラを持って走ることの難しさや、追い駆けていくときの迫力やら俺の今までの見識を根底から翻すようなカメラマン魂で、一瞬を捉えることがいかに試練のしどうしなのか、そして与えられた試練よりも俺の心をワシズカミにしたのがチーターとまず仲良しになって数年寝食をともにする勇気と忍耐だった。こういうことが誰にもマネの出来ないことだけにある種の自家観念が俺を襲った。たぶん、生まれながらに備わったこういう使命的強さ・・・。もしかしたらこれ、みんなに与えられているのでは?という嬉しい暗算で俺は類推したのだ。自分はある分野に関しては類を見ない成果を挙げることが可能か??この設問に答えることが出来るのなら、いずれ成果も認められるのだろう。・の・はのんべんだらりと野放図の差違に気が付け!!