俺はあいつがマナーを言うときにガッポリ反撃する。昨日近くの小学校で運動会でうちの自販機がほぼ売り切れになって、ゴミがさんざんぶち込まれてしまって、マナーの無さをあいつが嘆く。しかし運動会で、どうしてもそこで棄てたかった観客や父兄の気持ちは俺は理解してあげたいと思う。ゴミ箱は自動販売機以外のモノが確かに混入していて嫌な気持ちはわかるが、俺は別の一面も捉えているのだ。ゴミを投げ入れた人々は日頃、この自販機の存在を知らなかった人々もいただろう。今回の運動会で初で知った人々もいたかもしれない。そういった客を大事にしたい!!そしてこの自販機の前でアメリカンハナミズキの樹木に寄り掛かって多くの人々はタバコを吸った。そこを思うと俺は何だか嬉しくなってしまう。憩うことのお手伝いをすることが出来たのだ。あいつはマイナスばかりを捉えるが俺は違う。自販機の近くには喫煙機も同時にあれば幸いだ。デルスカイしておこう。一服の幸せだ。