キャロルとっての嬉しい誤算は案外スムースに全部屋を整理整頓し終わったことで、二階の四部屋のうちの二部屋を徹底的に掃除し、来月の息子の帰還に合わせての最高の環境作りに時間を費やしている。冷房しかないクーラーでもあって良かった・・・と思う。冷房だけでも回転すれば六月の暑さを凌げるだろう。友達の約半分が結婚したという。三十代突入する頃にはもう少し増えるかも?って真顔で話していた。彼はすでに大きな使命を担っている。ルンバもサンバも踊れるようになっただろうか!?きっと彼は誰に対しても心に垣根がない分、やらかすこともあるだろう。しかし、それで充分いいのだ。いじめに負けない人生論、上司の言葉が厳しいほどに、迂闊な顔は出来ない。思い入れが大きいほどに厳しい言葉は続行で、それをいじめ・・・などと取らない息子で安堵する。