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サファイア・マン《かけがいのない男編》〔134〕膨大な時間がそこにあっても運用方法を知らなければ一切関わることは出来ないでしょう。その頃のキャロがそうでした。時間の大事さは承知しながらただ憶測のように時だけが過ぎていく・・・そういった焦りの中にあって、話す相手が彼しかいないことで、自然と内向きになっていったのです。しかしそれでも子供達は数々の接点を稼いでくれるのです。ゾンビ映画に感動したのも同位でした。気持ち悪いけど、そこに真実が宿っていることを彼らは見逃さずゾンビのしたたかさやコミカルさにも照準を合わせやがては・・・ゾンビだって生きている人間の創出したものであることに生き付く・・・この推移こそは起爆剤でした。そしてホームレスに関しても子供達は大きな問題点を総括しつつ論議するのです。世の中にはどうして、こういった人種差別のようなことが現象化している?なぜそれを止められない?キャロは戸惑います。そこまで考えるのが子供達なのか?自分の子供達がズバ抜けているわけがなくキャロルは社会派の入り口に否が応にも立たされている不如意を禁じ得ない。ここまで父が言論したことがあったろうか?世の中からホームレスを無くしたいなど言ったことがあったろうか?心の中は騒然としてしまうのです。