父の死後、好きな本があったら何でも持っていっていいよ!って弟に言われて家に持ち帰った本?父が購入した可能性も浮上。この本の平成四年初版という年代だ。三浦竜さんの、男の‘‘使える‘‘ジョーク338。出版社はKKロングセラーズとある。ユーモアが人生最大の武器だといつかわかっていったのか、三十代頃からユーモアの標榜のある本を父は買い漁っていた。晩年いく過程でもそうだったことを明瞭に物語る。この本は三男が生まれた翌年に初版でしかもキャロルが宇部に住んでいた頃、本屋さんに並んだ。しかし二版、三版になって父が購入した可能性も否めず、いつ、どこで、どんな心境で父が購入したかが興味深い。いわしばる垂水の上のさわらびの・・・は211ページに出てきてこの入れ替えが面白い。風流に茶茶を入れる手法だが初の趣としてキャロルは捉える。万葉集もこうして視点を替えれば興味しんしんになって覚え易い。そしてこうしたニッポン保有の素晴らしいユーモアセンスをまたスキになる。どこへ出しても恥ずかしくない見劣りのないダイヤモンドカルチャーだと・・・。