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イエローダイヤ・マン《標榜編》〔140〕どんなに立ち回っても世の中から見捨てられるようにダメだった人がある日突然脚光を浴びて燦然と輝きを放つ・・・そういった栄光を光栄にも受け止めた人物なら世の中に大勢いるが、今回のキセノンの怪我は本当に残念で、俺はこういうことが降り掛かったゆえに辿り着いたのは人生のこうした無秩序に押し寄せる不運との対峙と償却の仕方で、神風が吹くの反意語もいるかもしれないな、そしてそれを富士風としようかなって俺なりに決着する。あくまでも仮決定だ。そういう不運がどう作用するか、俺なりの検証を随時報告したいし、正直複雑な思いでいる。なぜなら神風が吹いた方が悲しみの淵にいてそれも膨大な借金を背負っているからだ。富士風に参らされたキセノンは、観客のために勇気英断で昨日は出てきた。これぞニッポン男子だ!!と心からの声援を送る。彼を見たいがために、わざわざキップを買って出向いて来てくれる観客を第一に思う彼に、相撲業の心髄を見せ付けられて涙も出た。負けてもいいのだ。みんながそれをわかってくれる。負けて本望それでいいのだ。今無理を押して相撲を獲ればこれからの相撲人生を失いかねない。