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エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュー編》〔19〕お金のあるものは自分の人生の設計図を描くことでさほど困難がない・・・とそう思いがちですがお金があっても切り抜けることが難しい場面が人生に多々あることが証明され、その頃のニッポンでは辞世の句をみんなが考え共有するテリトリアルな現実社会が標榜として挙がっていました。誰もが自分の人生がこれじゃなかったのでは?という懐疑があって、しかしそこを落ち着かせ一服させうるものこそが辞世の句・・・。生きている間にしたためる、或いは詠むことが逆に世界の賞賛を浴びる理由にもなっていたのです。しかし里子はズルイ!!と思います。子供たちの飢餓です。世界中のいたる場所で蔓延するこの悲惨な事態を置き去りにして辞世の句とはなんという不届きな・・・と最初は思うのですが、そういった分野の面々との交流を深めていくと素晴らしい開眼にも出会う。つまり死ぬことを前提として考えれば出来ることがバイマシになっていくというダイナミクです。自分が今まで死んでいたけど辞世の句をしたためたことで、どういうわけか人生が立ち上がってきた・・・という若者の吐露は見逃せず、里子は大いに奮発するのです。死んだ気になれば実際なんにだってチャレンジは可能かあ~それはいわばセカイワクの発見に化けるシロモノだったのです。