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イエローダイヤ・マン《標榜編》〔122〕やばいという言葉はやばいから使用禁止にした者たちがいて、そのニュースを観て俺はここがこの国のクレバスだな・・・とやっと辿り着いた思いだった。自分と他者を大きく分けるものは何か?それが中々想定出来ず、一体何がしがそこへ順当にも入ってくるか?意外にも答えは簡単だった。やばい・・・という言葉は極端で悪いときにも素晴らしいときにも発するがこういう無差別な言葉はやめましょうよ!と出たこの人物たちを俺は最初こそは・・・なるほどお~と思った。しかし思い直したのだ。思い直すことが無難だし、間違いのないような気がしてくる。ヤバイという言葉が持つ発禁能力がこの、東洋の魔女にも漂う。魔女とヤバイ・・・このふたつは同義語彙の可能性が高い。そこを知らせてくれた流行語大賞の顕実推移と各時代狂乱~俺はヤバイと切り捨て、そのまま行こうとしたが、踵を返してしまった自分の功労を思う。母はそういう人だった。したり顔で道徳を語る人間達の、おぞましい内面を実は最も把握していたのではないのか・・・そして俺は1985年七月に生まれたことを誇りに思う。三十年周期に見事、当てはまるように産んでくれた母親の目論見に俺はすべての語彙バイブレーションを委ねることにした。これからもずっと・・・。