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ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔180〕みんなと東望の浜海水浴場にいくときが家族にとっての最高のひとときで、普段家で暇を持て余していた母にとってもワクワクする海水浴だったのでしょう。懐かしい思い出は朽ちることなく脳裏に蘇ります。キャロルは靴下を履いての海水浴で、それは一回足の裏を傷つけたこともあって慎重になっていました。藤壺のようなものが足に当たってそれからはちゃんと靴下を履いての入浴になったのです。父は海の美しさ、特に砂浜が遠浅になったときの世にも見事なその姿をいうが、その言い方から言語に対して敏感な人なんだなってまず思います。しかしそれを言うときにしつこいな!って思うくらいに同じことを言うので母は不愉快を抱いてしまうくらい。娘としても動揺してしまう場面で普通のニッポン男子にはない父の側面を見て自分にももしかしたらその習性はあるのでは?と。逆に母にはしつこさはありませんでした。美しい海と砂浜・・・それを看過してただ気持ちいいと思いはするものの、感激の連発や他者への伝達はないのです。父には、感動したことを相手に伝えたいという願望がことの他強いのではないのか?その執拗さを母が忌み嫌い、どうしようもないジレンマを家庭内にも生んでいることに子供ながら当惑するのです。こんな、父の感動の捉え方は普通よくあることだろうか?と。