イエローダイヤ・マン《標榜編》〔117〕この国は正常の歯車で回っていないのでは?と突如心配になることもあって、それが児童を守ってトラックの犠牲になってしまった島根県豊川地区の三原さんの事件で、警察がちゃんと定期的検問をしていたのか?こういう田舎の事件であるからこそ俺の気持ちが心配を超えて半ば道義的になる。この三原さんは十五年前に自分の愛娘をここで失くしていたのだ。そして・・・その切ない気持ちを今度は近隣住人の子供達を守ることでまっとうした。命まで、犠牲にしなければならなかったのか?と疑問に思うのだ。一回そこで、何か特別なことが起こっていても避けられない。そういう事態はニッポン全体を現していて俺は警察一家に育ったから血が騒いだ?と自分に問い掛けた。やはりそこは否めない。自分の気持ちの遣る瀬無いやり場のない気持ちはやはり、血は争えないという結論に至る。しかしこの三原さんこそ、国民栄誉賞!!だと俺は思う。今ある映画が俺のこころを誘導する。この世界の片隅で・・・というアニメだ。戦前戦中戦後を俺たちはもう一回探索することが不可欠なのではないのか?そしてアニメでさりげなくいる戦艦の姿。こういった日常風景をニッポンは自分の理性ではなくアメリカの理性によって抹殺された国家なのだろう。