俺は優しい男に成長を続けていてそういう自分になれたのも癌を患ったからだ。その後、いろいろな病を経験しながら生きるということが中途半端な気持ちではままならないことを知る。今四週間ごとに病院で検査をしているが、自分なりの検査ノートを作っている。あの肺炎で倒れたとき、救急車で運ばれて四日間、間違った病名で過ごしていたのだ。医者は尿路感染だと思い、なんと四日目レントゲンを撮って判明。すぐに別の病院に救急車で運ばれる。俺は自己責任だとその時思ったのだ。医師を責めるよりまず自分が自分の体をわかっていないと。CRPカリウムアルブミンと順番は俺なりの並べ方で記載、そのノートがあれば一目瞭然だ。俺は肺炎になる暫く前から実は数ヶ月前からCRPの数値が少し増えていて、過去のそういった紙をファイルに保存していたけれどCRPの意味さえ知らなかったというお粗末さ。最も知りたい数値シーアールピー。そして俺は検査が終わったらすぐコピーを貰う習慣を身に付ける。黙っているとくれない病院もある。自己責任高齢化社会とケサボイしとこう。シンプルに言い換えればノットルーザーだ。