ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔178〕今日は特別な日でとても緊張します。誰もが思わなかった人生の逆転の思想が盛り込まれるからです。小さいときからキャロルはここまで運が良いとは思っていません。というのも、環境こそ恵まれていたけれど小心者だったからです。大胆な自分になるべきだ!そのことはコンポンでわかっていても四歳の時の事件で自分に衝動性があるとの認識はあった。両親を哀しませることは二度とは出来ない!との縛りがあってそういった当たり前ですが良心的トラウマがあった。腕白ではあっても自制心というものが健在で、小学校高学年にもなればボランティアこそは真骨頂だ!!と自分を表に出さない秘めることの意義も味わいます。なぜなら自分は今からボランティアにいそしみますぞ?と宣言するのは馬鹿の骨頂で、人が見ていない場所でこつこつやることがボランティアの極意。そういった流れを小学校高学年で掴んだことは大きかった。両親や伯母も亡くなった今、キャロルが気に掛けるべき人物はもういなくなり、こうして和田家都市伝説をしたためていける厚遇を得ました。家こそがその標榜になるのでは?土地を売ることは横に置いてこの家を今のまま残す重要性にも触れておきましょう。家がこうして残ったということは彼らの遺伝子がそこに残っていると考えるからです。