この一週間、娘が受診した先生は五人。四人は同じ総合病院の先生だがとうとう五人目で彼女はやっと溜飲を下げる。なんとその先生とキャロルは二十代の頃出会っている。先生は脳外科の権威で今は新大工にリッチな個人病院を営みここに来るのは四年ぶりだった。娘は自分が脳のがんかもしれない・・・と。後頭部左下に小さなコブが出来ていて気になって仕方ない。その日、他の病院で診てもらったがどうも甲状腺の病気でもなくそれで、なおさら気になって来ていた。セカンドオピニオンどころかフィフスオピニオンの選択でやれやれの昨日だった。シーボルトタウン駐車場の方々が親切で助かった。何しろ久し振りだから。ちゃんと進入出来て良かった。痛いくらい先生がギューっと頭を抑えて治った!!というのだ。なんでやねん?メンタルな部分が君は弱っているのでは?と指摘されたという。先生の魔法の指で強く押さえられることで、何かそこに詰まっていたものが動き出しかかのように元気になったという。あなたがお望みならはMRIを予約して帰ってください!と言われて家族は予約した。別人のように蘇生した彼女は、あの先生こそが自分の病を治してくれた!!という。それが・・・気の病だ。