石原慎太郎の背後にあるものこそが二十世紀の体質でその温存された力を今回振り切っての慎太郎の決意で、そこがキャロルにとっての好材料。なぜなら、アメリカとも果敢に渡り合えると知識や心の度量を彼が持っているからで、そこへの評価は高い。愛国心が希薄なニッポン人がどうにかこうにか二十世紀に訣別出来たのは彼のような知識人の攻防なくして考えられなかった。終戦時キャロルの母は十六歳。彼は三歳下の十三歳だ。立派に大人に向っても自分の意見を述べる力量があったのだろう。それは彼の早熟な文才にも現われている。しかし・・・政治家として見る時、細かな金銭の感覚に疎かった・・・住民たる都民たちは彼を選んだ説明責任を逆に背負う。だから難しい責任問題だと思う。しかし逃げることが本来大嫌いな慎太郎は口火を切った。小池君に私から言う事もありますから・・・と。ほなあアメリカ幕の内お願いします。八十の 齢を超えて 論争の 海を見下ろす 飛び込み台かな☆余り彼を苛めるとよくありません、八十歳を超えているのです☆