戦争に踏み込むときに相当の苦悶があって脇田大佐は資源のないニッポンの今後はかなり危ういことは知っていた。それは憂慮にも値し、世界の列強から仲間外れにされたとはいえ、そこまで大々的に先行して戦争に赴くことは危険極まると・・・。しかし劣勢側に限って、変な闘争心があって、むき出しの大和魂に大佐は怖気ずく。こんなに虚勢を張っている者でも勝てる!!っていう気持ちは気力だけが闊達な証明・・・。気まずいことだが、大佐も奮起しなければならない位置にあった。中佐の時代が長くていつ大佐に?と始終周囲から言われていたこともあった。苦しい立場にあったことも自分を手懐ける。そして今回バースデイを迎えたエリザベス女王のいるイギリスだ。最初乗った浅間はイギリス製。それなのにいつか・・・ドイツやイタリアと同盟を結んだニッポンだ。遠過ぎる同盟国だった。ドイツが五月に降伏し、脇田大佐も早く降伏してくれ・・・と黄泉の国で祈る。その方が多くの人を死なせずに済むからだ。その三ヵ月後ポツダム宣言をようやく受け容れる。ほなあ大佐、喜一郎定食お願いします。祝い筒 一人占めかな  バッキンガム〔イギリスはこの女王でもっているのだ、この厳粛なときにガムを噛むと罰金だ〕