すべてを吐き出した観のある猪瀬直樹氏の新刊を俺は読みたい気持ちに駆られた。ちょうど石原都政が厳しく問われ出した今を逃さず上梓されたこの本には、果たしてどこまで真相が究明されてあるかを興味深く思った。中途半端なものなら俺はがっくりくるし、そうではない気がしている。確かに俺は石原慎太郎を尊敬していた時期があった。橋下氏と組む動きがあった頃が最高潮時期だったが、こうまで責任逃れをする醜態を見て男の総決算を彼がしてしまったことにハっとしてしまう。彼がいわば男の一角を占めてきたのだ。ニッポン男子の一角がこうして崩れてしまったことを思うとやるせないという気持ちで一杯・・・。逃げずに回答してくれれば、或いは、俺はあのときどうなるかは別としても自信を持ってさい量した!!くらいいってくれればまだ気も紛れたが、なんと彼はこう突き放す。青島君の時代に決まってた!!どんな安売りセールの柿の種にも堕ちる男の最低価格だ。今週の絶対価格は、何が青島君?だ。