イエローダイヤ・マン《標榜編》〔83〕今の会社の研修時横浜だったせいかこの映像は俺はビデオに撮った。ボス潜入という番組で会社の幹部が自分の会社現場に潜入し、時たまバレることが面白くて変装の難しさを改め共感する。その横浜の場合もそうで、崎陽軒の専務による潜入。俺はドキドキしてきてこの鼓動を抑えられなかった。もしも俺なら?と考えたからだ。しかし俺の場合はまだ救われた。顧客とメールのやり取りもそれは全部見える形になっていて隠蔽する要素はない。しかし高を括っていてもいいのか?ちょっとしたことで俺はキレる性癖を持っていた。そして同時に一気にやる気を失くすこともあって、まさか顧客にキレてしまうことはないまでも、扱いが丁重さを欠くことはあって、アルバイトの経験もある俺。その時の現場を思い出してしまう。ちっとも出来ないおばさんと遭遇してしまうのだ。俺が三日で覚えた弁当作りをそのおばさんは一年以上勤務で、まだやらかしていたのだ。お米を堅く炊き過ぎたり、盛り付けで難のある弁当出したり・・・。俺は終いにはそのおばさんが弁当にラベルを貼るときに検証するようになってしまったのだが、なんとその目線に相手はイチャモン付けてくる。俺はキレて顧客にあたってしまう。爆弾おにぎりは売りきれ!!と言ってしまったのだ。