弟の肘のこぶが異様に突出していてなんの病気か医者もわからなかった・・・と聴くとキャロルは途端に可哀想になり全部財産を貰う積りが萎える。半分はやはり彼に必要かもしれない、そして早期発見をいいながら呂律が回らなくなるくらい姉として心配になるのだ。尿に糖が混じっているようだ。生命保険の仕事で見たことがあった。その人は透析をしていた。皮膚がんの可能性もある。こぶは一個ではないその人だった。早く大学病院に行くことが先決!!と念を押したが、メタボ検診のような無料頒布も来なかったのだろう。レントゲンだけで、相当お金が掛かったことが彼の病院ナーバスを助長していた。半分ずつ分けてもいいじゃないか?キャロルは決心する。それをもちかけると、彼はロクヨンを言ってくる。もちろん六が彼だ。遺言書のことを話す。すると彼の顔が蒼ざめる・・・・・。もちろん自分も売るのは本意じゃない!って彼に念を押すと、なんで遺言書あるのに?って彼は逆に四で納得したキャロルの心を知りたがった。カワイイからさ!弟だろ?っていうと彼はダイワハウスのスタッフが置いていった春頃の名刺をキャロルに渡し、電話番号と名前をメモするように言った。キャロルたちは来年からこの交渉に入ることになったのだ。