イエローダイヤ・マン《標榜編》〔28〕俺たちの仕事は人物に疎くては話にならないのだが、グローバーを知らずインドの血も引く彼が俺の中で閃光を放つ。そして国際化というときに何が最も必須条項なのか?必需人だ。商品もだろうが人物だ。架け橋となるケースも多く、俺は芸人たちがニューヨークを目指すのにもこういった人物博来があるのでは?と若者の無限に沸き立つエネルギーに度量を奪われる。オーラといってもいいだろう。そしてユーモア会議だ。悲しいことも嬉しいことに変えてしまうユーモアでの善戦が恐らく世界中を変えていく。それにはまず基本的な人権が整備されている日本に後進国を近寄らせていくことが不可欠で、俺はそこでの経済路線確立を分担できたらなあと虎視眈々と国連会議にも目を通す。国連もまもなく大解体を余儀なくされるし、来年さ来年くらいまでに地球未来予想図は出来上がる。俺にとっての出世は世界的環境をまず整えて同じスタートラインに立てたときで、なんでそこまでやる必要が?とみんなが思うだろう。俺たちは地球と言うボールを与えられている。そこでゴールキックをするということは各国の了承を獲らないとままならないということなのだ。