エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュー編》〔3〕娘ふたりを抱えて離婚したとき父から猫の額ほどの土地を貰うが親子間無税の措置でもらった積もりで父側が申告するとばかり勘違い。ごっぽり贈与税が来てびっくりして同級生の司法書士を訪ねて自分がいかに法律に疎いか鮮明になる。部員を抱える社長になっているその司法書士のお蔭でアドバイス通りにまず父の名義に土地を戻す・・・。そしてその錯誤を終えて法定料金を支払い、膨大な請求書に慄いた自分の幼さ、そして同級生とはいえ、彼の俊敏な動作にウルルンとなったイキサツ。彼は独身だった。子供はいず、離婚してバツイチではあったものの家庭は後生もたないという独身貴族派。一回だけ飲みにいってわかったのはブレーンは固定化で分け入ることは困難だというシクミ、例えば彼に難題がふっかかったときにその上となる弁護士は決定で検事も決まっていた。なぜ固定化?件題は一杯あってそれこそ各部門あるだろう・・・と思いはする、しかし基本路線は決まっているということで大手生保ががっちり組んでいて付け入る隙がなく惨敗だった。しかしいい情報はくれたのだ。今正に、商業施設内にラーメン店を開業したという若旦那を紹介してくれる。僕の名前を言ってごらん?って。勇気ある紹介だが乗ってみたい。