イエローダイヤ・マン《標榜編》〔22〕俺が任された新部門とはブライダルで昨今の事情や裏話を探るというもので、正直メンドイ気持ちでそれはないぞ?と思ったがこの結婚に無頓着なら世界からオイテキボリを食うこともわかってくる。おひとりさま大国の中国だ。ニッポンはそれなりのポテンシャリティを発揮する、中国の星の数よりも柔軟な発想的展開を持たねばいけない。いわゆる覚醒したのだ。昨今の結婚式はバラエティ化していて、お土産となる引き出物にもそういう宇宙感覚なものが大きく出てきて俺も自分なら?という発想が活発になる。アンテナが動くのだ。妻たる人には外での仕事をさせたくはない、しっかり家庭のことに従事して欲しい気持ちがあって、古いかもしれないが家庭生活を重要視する俺だ。会社での出世が一体なに?っていう気持ちすらあって、生涯賃金が今の処保証されている。年棒×十年だ。そこまで保障で六十からの年金も確定。なぜならこれから十年後はもはや保障出来ないというもので怖い話などとは思わない。親切で正直な会社だと思う。俺は語彙がこれから脅威になると睨むし、微妙な時代を全部政治家に任せることは、危険だと思う。チャマ族には語彙感そのものが品薄だからだ。