イエローダイヤ・マン《標榜編》〔14〕俺は過去四回、転職している。警察のあとは不動産にいった。そしてその後は公認会計士の資格を獲り夜間公務員ビジネス学校にも通う。俺としては大善戦でなんでこんなに必死こいて立ち回ったが透けるように見えてくる。そこが恥ずかしい。大学時代も全く勉強しなかった。のらりくらり過ごした。しかしある時アドバイスを受けカテキョウにいった。それは週一回の二時間だった。教えている内にも眠たくなって俺は肩をポンと叩かれる。それにしてもイマドキの中学生。両極端だった。上流家庭と中流の差。そして中流と下流の差。そこが同じ比率でどんどん開いていく。こういった上流と下流の雲泥差違とそこから生まれる恩讐こそが問題で俺が橋下氏を全面的に推すのは家庭環境があった。上流で育った者にはハングリー精神や苦労がない、それゆえ鈍いし何も出ては来ない。全部売れてカラッポになったガチャガチャ機。オチコボレは俺は視野内に置いていた。なぜなら俺にとってのブレーンではないからだ。ブレーンならいつでも心理情報は入ってくる。しかしこのオチコボレには隠し業があって俺が知らない内にコンビニで勤めたりしていて、いきなりマッチングがあってそいつと話したり出来る近所のポプラに俺は立ち寄ったりする。そこで三分話すだけでヒントを貰う。彼らの最前線は俺たちの最前線ではない。しかしピントブレイクにはなるのだ。