イエローダイヤ・マン《標榜編》〔4〕大学を卒業して、七年経過で俺の友人の四分の一が院までいった。同窓のほぼ大半は大手に就職で俺は一線を画したその友人とも友達路線を修復している。ごく最近のことで、それを報告するのもこの業界の繋がりがいかに大事かが段々わかってきたこともあって、いきなり上司にこう振られたことが原因だった。君、琴海の有名なゴルフコースもちろん知っているよね?はい!俺はそう答えたが急激に心配になる、ときどき祝日を利用で、接待があって俺はニッポン中を飛び回るときの、ジェネレーションヤングの会話係りになっていたのだ。ITオーナーはゴルフ好きが多くて、まだまだゴルフの重要性が身に沁みる昨今だ。一応セットで揃えたが先輩のおさがりも相当貰ってアレコレ重宝している。ゴルフやマージャン、将棋、そしてもちろん、囲碁。これを知って居なければ国際人ニッポンの仮面が皹割れるくらいに紳士の格闘技だった。もちろん頭脳面のそれ。俺はその友人が転勤族の師弟で各地を知っていたこと、何より囲碁の名手だったことでよりを戻したが、そういったクール私用が既に必要だ!と肝に銘じた。塀を自分に設けることは兵を減らすことに他ならず、博多の警察署長で終わった父からはついぞ習えなかった部門、俺は性格多様多面性を自力で開発開業というところなのだ。