サファイア・マン《面白い男編》〔101〕六人揃った処で、昨日のワンちゃんたちがカワイかったので坂上さんも入れちゃいましょう。そして坂上不動産でいつも異色の笑みが気になる的場さん、そして有吉さん、計九人が出揃いました。シゲルちゃん入れてひとりずつ観ていくと十人十色なこともわかります。宮ちゃんはオーソドックスが下敷きとして凛があり、その相方である蛍ちゃんには一発逆転型が持つエネルギッシュが、そして東ちゃんには精悍な男の定番が、そして今ちゃんには知識層が持つファイナリズムが温存、自分の言葉で締めたいタイプで、坂上さんには正直で手厳しいけど小説家なら誰しも持っていたい希少な感性があって、それに反して別のいい一面が的場さんにはある。職人気質が持つまっこう正直の図太い一面、有吉さんはほぼ全員のすべての要素を巧く取り入れて自分の直火炊きみたいに見せる話術を持っていて畏れ大きい。そしてここを忘れないことです。森山直太朗のように何かを作り出すのが仕事というアーティスト。繊細で、瞬間湯沸かし器のように♪で言葉を煎じ詰める。どのタイプの男性であっても性向を持っている、性格を切り売りしているという一点を逃してはなりません。おのおのの個性が連動してそれが相互作用でスリリングな言葉になっていく組み立て、これは結婚リズムでもある。相方があるからこそ結婚も自浄作用を持つという証しでもあるんです。