俺の中で大きな音を立てて崩れ去った・・・石原さんによるこの言葉だ。都は伏魔殿だね・・・という発言である。自分のいた場所を指すのだが、それにしてもそういう言葉が安易に出る辺り、全く反省の余地がなく残念でならない。仮にも自分が指揮を取った組織だろう。それを伏魔殿などと通常感覚を持つ人間ならば言えまい。俺はこれまでかなり石原さんに憧れ、父親像の最高の位置だと思って来たが、それは三文字によって崩れ去った。キャロルもショックは隠さない。残念だけれど、現実に向き合うことも大事よ?って俺を示唆する。サジェスチョン・・・それが彼を大きく見せた。庶民が使わない英語多用で庶民の頭を攪乱したものの政治の神さまは正直で残酷だった。何もかもを我々に見せてきた。デルスカイしておこう。今日は二つある。八十代の男の美学とサジェスチョンボだ。示唆を与え過ぎた為に自分に及んできた悲劇をいう。