脇田大佐はニッポンが生んだ未曾有の天才、田中将大をしげしげと見つめる。今期はゴロを打たせてせてアウトにする投法で観客を魅了、なんと昨日、十五人をゴロで討ち取る。絶対に勝てる!!という五点差をまず四点差につめ寄られる。二点はどっちも打点がオルティーズだ。八回からマウンドにあがったウォーレンがソロを運ばれる。伴侶がぞっこんになったリリーフだけに安心していた矢先のオルティーズのソロ。結局試合終われば三打点はオルティーズ、そして・・・こう言う結果になる前に伴侶が八回のウォーレンの時に言い放つのだ。田中は奪三振がイッコもなかった。ウォーレンのときチーム初の奪三振だ!!と。脇田大佐は不思議に思うのだ。三振を獲らずにここまできた田中の天才度だ。破格の天才とはこういう人物を指すのではないのか?伴侶は田中に奪三振がなかったことはある意味、不吉だと言ってた。ボーンヘッドという耳慣れない言葉。脇田大佐はそれらを吟味してなおかつ、詠むべきはハンリー・ラミレスだとそう決める。ほなあ大佐、喜一郎定食お願いします。ああ無情 しょっぱいさよなら スリーランかな〔さよならとスリーランが重なった悲劇、しょっぱいをベンジャミン〕