俺は久し振りにキャロルたちと矢上のダイレックスに行く。俺は店内を案内する。どこに何があるかが、一目瞭然の俺に反してキャロルは不案内。俺の出番到来!!と張り切ってしまった。ダイレックスが自宅から四百メートル。この歩いていける距離が俺を最高の気分にさせるし、クルマでお買い物派のキャロルにこれまで一石を投じ続けてきた。主婦の鑑になるには自分の足を使わなければならないし、そこまで到達をみない限り俺にいわせれば主婦の鑑ではない。歩くことで精神力も漲るし、米や味噌など重たいもの以外、俺はクルマを使用しない。こういった当たり前の作法がこの国から消え去って、口の達者な中身のない者たちばかりが主婦の世界にも増えてしまった。ここでキャロルが俺の生き方を参考に出来れば勝ち組。デルスカイしておこう~絶対勝者だ。