クリント・イーストウッドは本当に性格のはっきりした人物で改めて好きになる。つまりアメリカにはもっと大統領候補いたんとちゃうか?を我々にも想像させてしまう言葉でその投げ掛けがこうだった。演説を聴きたくないから投票ではトランプを選ぶといういわばマカ不思議な言い回し。卓越した映画人の度量の深さ、及ぼす影響の大きさを改めて感じる。そこにはニッポンへのメッセージも含まれていて、どっちもたいしたことはないんだぞ!という強いメッセージが含まれるとキャロルは睨む。第一彼も政治とは無縁ではなくその内訳を知る人物。演説を聴きたくない理由にも及ばないと、我々には意味不明で処理されかねず残念だ。彼の才能は余りある。とても八十歳を超えた人物とは思えずキャロなりに比較した。前都知事、石原慎太郎氏の大年増厚化粧発言だ。その大年増から年を除去して増という字を間に変換。大間のマグロになる。つまりアメリカの八十代はニッポンとは格が違うということだ。