脇田大佐は、このところ好守に阻まれ中々ヒットの出せない状況のイチロー選手に思いを馳せる・・・。自分の居た世界、軍人の職場であってもあれ程、練磨を自身に課した人物など観たこともなく素晴らしいのひとことだが、イチロー選手は意外にも堅物ではなく本当のウィットを知る人間味ある選手で、そのお人柄にも注目がいってしまい脇田大佐はこれから三千本安打の後の姿、イチローの誠心誠意の打席を想像する。ニッポン男子の特徴をよく完備していて、あの日米通算の記録のときに通過点とそう言い切った強さ、そして努力を常に継続してきた平常心、日米通算を反故にしてでも記録を邁進していこうと決めたあの美しい健気なこころ・・・こういう気持ちでいるなら必ず善処があるだろう。彼の記録を伸ばすための環境作りが必ず、行われる。それを信じる気持ちも大切だ・・・ほなあ大佐、喜一郎定食お願いします。ことごとく 好守に阻まれ 延びるかな〔記録は自然に生まれるものなんだ〕