サファイア・マン《面白い男編》〔93〕ボタンを押すとなんでも出て来るなら誰が結婚するでしょう。ボタンを押せば何かが出て来る。ジュースだったりアイスだったり食物ランチだったり・・・。そういったテレビも小さいときに見て正しくそういう宇宙的空間がやって来ているのを感じるし結婚の必要性そのものを感じにくくなってきている。核家族という言葉は流行し、おひとり様も流行り、現在はやっぱり結婚に憧れを抱く若者やその堅実思想が顕著になってキャロルは嬉しいのです。もしもキャロルが結婚していなかったら?そこを考えるとあれだけお金で苦労はなかったでしょうし、子育ての労苦もなかった・・・。自分のことだけクリアで或いは、両親に親孝行は出来たでしょうがここまで至ってはいなかった・・・と驚くのです。家財道具といいますがキャロにとっての四年間の二回目の結婚時での空振りはとても良かったのだと思うんです。結婚届けは出しても会社には届けない・・・・この松本清張トリックですよね。茫然としました。世の中すべての女性に言いたい。結婚生活に入ればいい!楽勝だ!とは思ってはいけないということです。結婚生活を充実させたいと思うのならこの四年間のキャロのスッタモンダを知ることです。そこでの空振り感がどれほどキャロルを強豪に仕立て上げていったか?明日から連載楽しみになりますね~