サファイア・マン《緻密な男編》〔88〕レンジャーズとヤンキースの皆さん、本当にお疲れ様でした。宿所に辿りつき睡眠は摂れたでしょうか。こういったとことん決着があるまで、深夜零時過ぎても開催するというアメリカの作法を見てしまうとやはり、あのPちゃんの意見も相当分の説得力をバイマシにしてしまい、それにしてもNHKが最後のイニングを放映したことは快挙だとキャロルは思うんです。もうキャロル自体諦めていたんです。試合は中止になって、後日になった・・・と。そしてシゲルちゃんにファミリーマートにいってくるよ!って和室に伝えにいったときに始っていたのです。正しく3時間二十六分の休断のあとの放映で、そういうときに精神状態を作りにくいだろうということで、チャップマンの替わりに、イエイツがクローザー投手に・・・。最初のチュシンスはきちんと収めたんですが、三連続デッドボールを出してしまって、あのベルトレイとアンドルスの仲良しコンビに二点ずつ、持ってかれました。キャロルはそこで、新語を作ります。ナカヨッシャーです。こういうニユウカンコンビが今期の勝敗を左右し、聖杯の行方を決めるからですが、キャロルは別にイエイツを高く評価します。こんな役目をきちんとこなすことが出来る投手は世界中探してもそうはいまい・・・と。