いじめに負けない人生論・・・この国を根本的に変えていくにはいじめに遭っている人々をじかに早急に助けるシステム作りからだと具体策を練るキャロル。国の機関から弁護士料金を支払うシステムで、聞き取り調査から弁護士自体が派遣されて、当初から受け持つ。そしていじめを受けた相手側への告訴から折衝から連絡からそういう動きを代わりにしてもらえる打開案、確認案を平等な観点に立ってやってもらえるシステム。この国は被害に遭った方が、頭をうなだれる国ということを前に言ったが、それは資金がないからが理由筆頭に挙がるのだ。自分が正しいことがわかっていてもお金が無くて弁護士を雇えない人々は数えられないほど多数だ。小さなイジメを見逃せば大きな母体になって、やがてこの国の成長自体を妨げる。自分が正しいと思ったら検証義務を怠らないことだ。その為にはすべてに緻密さが求められる。いつかこの国の弁護士が世界中から讃えられるだろう。そういうモデル国家は西嶌キャロルが目指すものでもある。