サファイア・マン《かけがいのない男編》〔86〕今調べて確認していたんです。昨日はふたつの試合を連続で観たため頭の中がこんがらがってしまい、まずタイガース対ヤンキースの試合をおさらいしましょう。ここで勝てば七連勝で、どれだけのプレッシャーが田中投手に掛かっていたか伝わるものも十二分にあった試合ですが、あのキンズラーのスリーランがほぼ勝負を決めてしまった。そういうことは誰も想像しなかったでしょう。ただ、要注意選手に入っていたキンズラーですから田中投手は相当に気を遣っていたのはわかります。キンズラーは初球を狙ってきました。モノカキとしての第一投目とても重要で、それはスポーツ系、文系と違いはあるもののコンポンは同じです。キャロルも甘い球に注意しないといけないなと自分を律します。内容は全然悪くは無い田中投手だとキャロルは思います。そしてマーリンズダイヤモンドバックス、この試合、九番にわざと足の速い選手を置いて一番との連携や絡みををやり易くしている。こういう作戦の勝利なだけに注目します。なぜ九番?って。この投手が、マーリンズのフェルナンデスという花形投手に競り勝ったことは他のチームも驚く快挙でしたが、六回のツーアウトまで獲ってそのあとポンポンとやられてしまったフェルナンデスの意外な弱さの露呈・・・。他のチームにもまだ聖杯を動かすチャンスがあるというシナリオです。