そもそも社会全体の概要を興し作ったのは男たちだ。その男である俺様を差し置いて、十四歳も年下妻のあいつは何をやってるか?そこが問題で、掃除もしない、毎日俺にさんまの缶詰めをチンして食卓に上げてそれでよし!としている。もしもキャロルが自分の趣味にお金を散財しないなら、この家には悠々暮らしていけるお金があったのに・・・。俺は激しい嘔吐に襲われる。あいつの趣味は投稿のみにとどまらず、ガーデン作り、外食、宝石、ぱちんこ、スロットなど今考えても俺は自分が恐ろしくなるのだ。なんであんな豪傑馬鹿と結婚したのだろう。籍を入れたことが間違い。結婚式もしていない。しかし傑作なこともある。あいつも今、重曹を加えた手作りホットケーキやメリケンコに水を混ぜただけのシンプルお好み焼きを毎日こしらえ、腹が減ったらこっそり食っているという清貧。やったぜ観が俺の根底にはある。俺はわざとあいつを刺激するために鯵を四匹買って来てあいつの前でたたきをこしらえ、うっしっし!とザマ~ミロをヤッテミセル。あいつには鐚一文、モノカキとしてのお給金はない。きちんと主婦業をやってこなかった処罰だと俺は思う。デルスカイしておこう、厨房ゴキブリ達による制裁だ。略してゴキ鱗だ。