ジレンマあるからこそ人々は練磨に持ち込まれるし、キャロルだって、ニッポンから存在が消されてしまう・・・っていう危機がないなら脇田大佐や曹長や元帥なんていう人格を設定の必要はなく、ひとりで、奮闘したりが可能だった。しかしこいつらを頼ることがないままでは自分の存在さえ、この国では焼却されかねないそういう状況だった。姫瑠は勝手に瑠にされたりとんでもない危機感がキャロルを襲ったことが逆に功を奏した。脇田大佐のことも段々多くの人々が知ることになって嬉しい気持ちが実感としてある。脇田大佐がもしも存在しなくて、もしもキャロル単体ならこの国では恐らく消去されただろう。じいちゃんのお蔭だよ!!ってキャロはこころの中で手を合わせる。元海軍、戦争を起こした人々だから戸惑いあるけど雪風艦長のじいちゃんが、もしもいなかったらこの国では消されてた・・・。もてるニジネスマンの法則、こういった国の現状を知らないまま、何か興そうとしても無理がある。まずはこの国の歴史を紐解き、現状を知る、これが善処である。