積年契約投手や野手たちを調査してみると七年どころか十年以上もの契約を結んでいる選手がいてキャロルはあの宿題自体を書き換えないといけない必要性にかられる。迫られるのだ。動かないまま、その球団に引き止められそうな野球選手というよりは契約によって移動が出来ない大物の勢揃いで、どれくらいアメリカが興行主義なのか震撼する瞬間で,ここまでの白熱はやはりベースボール大国ならではの現象だろう。カイクル投手を久し振り観れてキャロルのこころが華やぐ。こんなひたむきな選手はそういない。ほぼ捕手が取るべきファールにも思わず駆け寄る。勝ち投手が掛かったゲームだったしもう一イニング行きたそうなカイクルをヒンチ監督が胸を叩いてもう充分だよ?となだめるシーンがあった。負けは付かなかった。バルブエナのホームランだ。カイクル登板時はみんながシニモノグルイになってアストロズは戦闘するがそういうのを引き出す力をカイクルは色々なスポーツから学んだのだろう。バスケットやアメリカンフットボール、多くに興味を示し、それをこなし今の位置を獲得した。勝つからこそ美しいから野球は変貌したのではないのか?どんなことがあってもこの投手を負け投手にはしない!という一点をニッポンの政治も学ぶべきときがきたのだ。語外論草はサイヤング賞投手に学べ!である。