サファイア・マン《かけがいのない男編》〔79〕あれだけ屈辱~という言葉を連打してマーリンズをぶっちぎり非難していたシゲルちゃんが今朝の朝刊を観て何やら大人しい。オアズケの餌にありついた犬みたいに尻尾を振りつつキャロルを歓喜で迎える。すぐに気が付いた。パソのニュース配分あるキャロルよりも随分遅れて朝刊で知ったイチローさんの快挙。それでキャロルはおかしくてたまらなくなったのです。自分が知っていても彼に教えなかったことがいい結果を弾き出したし、情報の有利の突端にあるキャロルに訊くのもなんか気が引ける、くやしい!こういった情報の優劣はあるでしょう。今・・・キャロルが持っている情報は世界中が震撼するニッポンのマスコミに関する情報で、それをイケシャーシャーと話すキャロルではありません。対人関係や人間関係を重視するがゆえそんなに安易に口を割らないということ。しかし理屈はしっかり守っても、キャロルに屈辱の言葉を浴びせた人々はどうなるかはわかりません。キャロルには自分の足で立っているというしたたかな実感があり、収入がゼロでも安泰です。これ以下はないからです。みんなもレオ様の神妙かつ立派な表情と国際舞台での環境発言に耳を澄ませましょう。そういう問題は自分たちで決めたいとレオ様は堂々意見を発した。今の社会のすべての争点だと思うのです。