その商品の品目だけに限定すれば俺は数百種の品目を担当し、キャロが滅多に行かないエレナやダイレックス、まるたかで購入。どの商品がどこで買えば最も最安値かを把握しているからこそ。しかし最近の俺の家の冷蔵庫に異変が出ている。あいつがドラモリで、魚や薄揚げを買ってくる。この薄揚げは味噌汁に入れるものだが、コンビニにはない商品がぞくぞく登場であいつの中でコンビニ離れが加速しているのも本当のようで俺は嬉しいのだ。どんな主婦でもやはり高買いすれば主婦の座から転落する。これは鉄則だ。最近はコンビニを利用する人間も割かし正当化され、しかもコンビニ業界だけは売り上げを伸ばしてきている。この国の産業とまでなったコンビニの意外な一面にあいつは今手間取っている。個人の意思が反映されているのだ。そこのオーナーなりの捉え方。そして店長なりの取り組み。個人主義が元本の作家にとってはうなる程の資材といえる。任されている店が輝くためには、資本と人材・・・このふたつの大黒柱だ。転テコマイにならないように抑える必要ある。デルスカイしておこう。転テコマイは避ける。