主婦業のなんたるかも知らずして、ここまで来たキャロルだが、今ほろ苦く感じて余りあるのは、母の愛だ。洗い物もしなくていいと撥ね付けた母の直感。この子には才能がある・・・きっとお手伝いさんが常時つくに違いないって?いいえ、母はそんな安穏とした気持ちではなかったと推量する。なぜなら戦後の人々の豹変を見てきているからです。軍人をもてはやす戦前となぶり者にするかの扱いの戦後。この両方の扱いを母は見てきたらこそ新聞を全く信用してはいなかった。ありがとう!って今お母さんに手を合わせる。もしも母が新聞をとことん読むのならキャロルには迷いも疑問も生じなかった。父が新聞を隅から隅まで読んだからだ。母の直感は当たったのだ。ニッポンの新聞が戦争には対峙出来ないことを自分の経験から母は悟っていた。ほなあアメリカ幕の内お願いします。新聞の 戦争に対するというより キャプテンに まともに対峙出来ぬ 確信犯たる過去☆キャロルを敬遠したのは職業軍人の孫だったからですね☆