俺は毎日、玄関の町費の大学ノートを見つめる。全く動かない。いや、大学ノートとはいってもこれは小さいタイプだ。義父と同じ小学校出身の隣の女性が亡くなり、しかも同じ歳で義父が亡くなった一週間後くらいに亡くなってしまったのには驚いた。二月の出来事だった。俺は一週間前くらいに挨拶したばかりだった。近くのコンビニの前でカートを引いて買い物から帰る姿が最後に見た光景だった。俺はこの女性の家を建てた人物と自分の家を建てた人物も同じだっただけに俺の家に挨拶に来るかも?と暫くは期待したが、それも無かった。この女性はいつも義父を立派な人だと誉めてくれていた。彼女にとっての相談したい相手こそ義父だったかも?って。切なくなる・・・。家の中で怪我をして動けなかったのか?よくわかってはいない。この女性が減り実際集金するのは七軒になっている。