今週の月曜日オーナーとやらかしたみたいな6時の君にさりげなく訊く。一体オーナーと何を談判したわけ?ええ、僕がいいたかったのは夜勤の改革です!ええ?改革?キャロルは耳を疑った。実はみんなに時給を訊いて回ったキャロルは自分のことで、6時の君が窮地に立ち、立ち上がったかと?何しろあの二十二歳の時給を訊いて、みんなに触れ回った兆本人のキャロル。怖くて恐る恐る次に入った。じゃあ、時給のことで、オーナーに文句言ったわけではなかったのね?はい、俺はそんな低レベルニンゲンではないですから、安心してください!!良かった・・・キャロルはびびり嬢なのだ。深窓の令嬢育ちなのに、落ちこぼれたことで、こころに傷を持つ。逆にそのことで、高慢にはならなかった。6時の君は夜勤にも可愛がられる人権がある!!ってそういう理論をぶちかましたようだ。いいことだ。