オレガイを書いてもらえる俺は超幸せ者だが、最初から俺の気持ちをしたためてもらえたのではなく長い長い時間がワインを熟成するようにアイツが俺をボンジョレヌーボーにしちゃえ!ってある日、そう目論んだ。アイツは戦略なくてもいつも戦力内。つまりバトルプリンセスなのだ。一日中じっくりアイツを見ていると面白い。物をしたためる時間以外は運転か、映画鑑賞か、寝ている。グースカ寝ているのだ。ストレス零タイプの天才だから珍しい。俺はあいつに足を向けてガースカ寝られる輩がとても心配だし、同時にひやっとさせられる。同じ男としてハラドキだ。ひんやりしてて気持ちい~いでは済まないのだ。あいつは腹の虫で、世界に噴出する難題をすべて解決、遅くてもお昼三時には決める。そのことの内容うんぬんより腹の虫の居所なのだ。こういう豪放磊落なお姫様は世界中探してもどこにもいまい。