ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔117〕これまでのコンビニ構想が一気に西松屋によって崩れ去ったのがこの一週間の流れで、自分はやはり郊外店にシフトを置こうと言う構えに変わったんです。確かに地元志向は大切で近所のコンビニ路線は根付いているといえる、でもだからこそ、キャロルはカードとは無縁の現金取引コンビニを発掘しようとそう目論見ます。これも同僚から耳に入ったのですが、カードに参入したり、新器機投資で多くの資金は使われ、それに参加出来ずに、宙ぶらりんになった企業も多いとか・・・。キャロルはキャッシュサルを提案します。キャッシュでしか買えないしヘンピン不可。その替わり、みんなが参入出来る郊外型コンビニで、もちろん乗り物も売ってあるんです。バイクやお猿の1人用カート、自転車、そして空中を遊泳する宇宙船。落ちても大丈夫なようにその頃には、バウンドケーキクッション装備になっています。会計はすぐに本部へ送金でそれは地場の九州フィナンシャルグループがやってくれるでしょう。そして・・・赤ちゃん用品を一杯置くのです。このコンビニでは二十四時間授乳室は稼働で、赤ちゃんを連れた人々が中々、夜に赤ちゃんの夜鳴きで眠らせてもらえないので、首や肩のマッサージ機を多種置いて無料で寛いでもらい・・・きりがありません。