早朝までの勤務を終えて、夜勤の帰りにキャロルはマックスバリュに寄って入るそうだ。そこで買ったという半額になった弁当に俺は舌鼓を打つ・・・。通常なら妻の手料理が最も美味いはずだが、俺の場合、異端児の妻を娶った。それが・・・幸いした。俺はどんな料理にも感謝出来る人格を養ったが、それはキャロルが料理が下手だったから・・・。そう考えると、人生で見えてくるものがある。相手の大いなる欠点が伴侶を成長させるという含みである。