俺の家庭生活教科書ガイド、家庭にとっての分水嶺となるのが子供の誕生。子供がいない人々はもしも不快なのなら、この先読む必要はないと俺は思う。情報採取の自由、好きなものだけを読むのがいいと思うし、これは貴重かも?とはずせないと判断した者のみが読んでくれれば有り難い。ひとりの子供を育てるのに1000マンから2500マンは裕に掛かる。そしてここで金額に開きがあるのは貧富の差異があるからだ。キャロルは父親や伯母の助けがあったせいで金銭を隈なく子供達に注ぎ、ゲームボーイカラーが出た頃は、子供ら全員が持っているっていう、表彰もののお母さんだったが、企業からの表彰は一度もない。子供全員にゲームを買ってやり、その功労を母親が評価されることはなく、何よ?容子ちゃんは、子供らにゲームばっかりさせて、これじゃあ、いい母親とは言えないわ?って伯母は非難。そして俺もしゅんとなった。小学校に40年勤めた伯母がそういう言論を自信を持ってぶつける時には、澄ませる耳を俺は持っていた。しかしあることを聴いて俺は気持ちが変った。クラスでいじめに遭って、これはどうしたものか?危険じゃないのか?とお祭りの夜、八月も末に開催の東長崎恒例の花火祭りの夜、おろおろしながらキャロルが息子を探し回っていたらば、なんと彼は、友達と一緒に太鼓の達人の前に、今か今かと順番を待って並んでいたというのだ。キャロルは涙が出て止まらなかったと回想する。東長崎イオンのゲームコーナーだ。