俺の家庭生活教科書ガイドでは、結婚についてを語る三月が楽しみで、いろいろと思い出すことも多く、ほろ苦いのだ。しかし、そのほろ苦さは、淡い期待とか、一瞬の思い出が封じ込まれ、俺を青春のかなたに呼び寄せる。言っとくが、35歳近隣者・・・。そんなにのんびり構えている場合じゃあないぞ!俺は、30歳までは、見合いの話が相当に来ていて、実際50回は見合いして、全戦全勝!!つまり相手はオッケイ!俺がマージャンの方位を取ってしまった。そういう勢いも30歳超えて、35歳の頃には、2割しかオッケイはもらえず、8割は敗北だった。このお見合いのいいとこは、中に立つ人がいるので忌憚のない結果が必ず通達される。そういう割り切りの良さはあった。36歳から40歳ともなれば、お見合いの話自体が来ない。あの人は種無しでは?とかオカマでは?とか、チンチクリンな噂も行内を飛び交い、俺が結婚とは一体なんなんだ?と嫌になった時期もあった。きちんとした家庭とは?この命題に対して、今の俺はご名答を出せる。キャロルが成長していい伴侶になったからだ。自分だけがしゃかりきになっても相手がてんでだめでは、話にならないのが結婚。正しく二人三脚。この後ろにぞろ引くのが子供たちなのだ。出来れば、30代までに伴侶を見つける、これが俺の言う正解なのだ。