俺の家庭生活教科書ガイドがこうやって日の目を見て、みんなに結婚とはなんなのか?家庭経済とは果たしてなんなのか?子育てとは・・・。こういった問題が家庭にはあってどれも重要抜き差しならない相互の関係と言っても過言ではない。次男が今月は三回も結婚式に呼ばれていて大変だ!!と言ってたように26歳の彼が言うのもわかる。あのときの俺の状況だからだ。お祝い金だけで合計9万円。それに交通費など入れてたら嬉しい悲鳴級の赤字。この息子からシゲコが亡くなったときでは遅いから寡婦生活のシミュレーションやったら?とキャロルは提言されたそうなのだ。年金が半分近くまで減り約14万円。そこから諸経費を支払い、果たして幾らが食費に回せるか?キャロルの老後を無視するどころか次男はちゃんと考えてくれていたのだ。その半年なら半年のシミュレーションの結果を僕に見せてくれ♪と次男に言われたことがキッカケで、キャロルが俄然張り切り出したのは言わずもがなだ。