俺はコンビニで野菜など買う気にならないがキャロルはよく買って来ていた。こうやってローソンに勤めても、キャロルがファミリーマートで購入する金額に変動はない。なぜなら近いからだ。この近い半径500メートル顧客を物に出来るか否か?そして在庫が貯まることをしない、つまりハイキを無くすためには何が有効なのか?っていうことなんだ。山越えのドライブで道の脇に置いてあった野菜、果物などコンビニで見ると確実に30円上昇、これは致し方ない。輸送経費や手間賃が掛かるからだ。俺はそれでも購入するキャロルはもったいないことを平気ですると、おかんむりだった。しかし顧客心理を吟味する為にまず自身が買って、味を魅る様態を見るキャロルの姿にびっくりする。何しろその研究費は全部俺から出ているからだ。この連結決算というか、二人の知恵を合わせると文殊の知恵を超えるかも?と見積もる。キャロルは言う。安全思考なのよ、沿道に車を止めて買うのはいいけど、危険もあって買えないときも往々にしてある、すると、売れずに処分したり半額にするより、最初から地場スーパーと同じ価格で出す方が、結局今後に繋がる。とにかくまず購入してもらうために何から始める?っていうキャ論なのだ。