ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔73〕あまりに同じCMばかり耳に流し込まれて、最近ゴルフのCMで、クレジット会社のそれなんですが、頑張ってきて良かったね?って娘が言う。変だなあ~って自分の耳を疑います。以前なら、こういうCMを聞いても、平気だったのに、自分はなぜ?報われないのか?ととても残念な境地になったりして・・・。そして貧富の差をこれ程感じたCMはありません。みんながどう捉えていたかはわかりませんが、その数日間、毎日、同じセリフを聞いてもう、このカード絶対使わない!!って強く思いました。同じセリフは一日一回です。それを厳守しないと、大衆からは嫌悪の対象となる。特に、今、地球規模で、貧富の差異が問題になっているさ中、誰だって頑張ってきているし、それを、自分たちだけが、頑張っているように言うこと自体が妄想観念だとキャロルは分析します。誰しもが、人生を最良のものになるように家族の為に頑張ってきている。清貧で、質素で、倹約できた人々で、裕福に今ある人々でさえ、このCMのしつこさには悪寒がしたに違いありません。子供とワケあって、実際には住めていない人々も沢山この国にはいるわけですから、万人の宝箱であるテレビが流すモノは放送局も一緒になって、果たして視聴者に受け容れられるのか?についての審査をしなければなりません。特に、滋ちゃんがゴルフ大好きなだけにチャンネルも替えられず、苦慮していました。もちろん彼も閉口していました。どんなに、素晴らしい万人にウケるCMですら、二回、三回と聴いたら嫌悪感が少しずつ増します。そして、サントリーも女性化粧品において、しつこ過ぎる。買えない人々への女性への配慮も求められているのです。